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『WORKING!!』
なんか3巻では物凄いことになるようなので買ってみた。いやすごいねこれ、もはや凶器。ニヤニヤしっぱなしですよ。登場人物の変人度は、高橋留美子いやそれ以上の犯罪性の高い変人たち。キャラが動きまくってますね。特に伊波まひるがすごい、照れ隠しに殴ったり何かと赤面したり、もう照れ隠しにベッドの上で転がってもこのニヤニヤが止まりません。周り気にしながらニヤニヤ笑うのはキモイからやめたいが、ニヤニヤが止まりません。どうしよう。でも、そんな伊波まひるより轟八千代の方が個人的にグッと来た。帯刀、百合、鈍感とど真ん中。そんな彼女と佐藤さんの報われないやり取りが、もうたまらない。3巻ではもっと凄いらしいから、頬の筋肉がどうなることやら。
『げんしけん(9)』
遂に完結。ボクは5巻まで買った時点で、一度売ってしまったのですが、やはりと思って買い戻して本当に良かった。オタクの青春模様。読んで思う、オタクだって人間だ。コアなネタを取り込みつつも人と人とのつながりを魅せる、どの漫画よりも人間味のある傑作。いきなりのあずまんがネタに驚き、斑目と春日部さんの会話にハラハラドキドキさらにワクワク、あの時と同じシチュエーションだけど微妙に変わった距離感に心を温め、54話の台詞なしのげんしけんの日常はラスト前の名残惜しさを、そして最終回では笹原妹が兄をひやかしたり、荻上さんが新会長になったり、これ以上ないさわやかさを残しての終幕。物凄くすっきりとまとめられていて、寂しさもあまりまとわない文句なしの内容。巻末の描き下ろしは、げんしけんのもつオタク色強めの面白さプラス春日部の謎、自分のことには鈍いのか、それとも。個人的に1巻と最終巻で春日部さんが一番でかく描かれているのが印象にのこりました。あと別にアフタヌーンはいいと思う。1から10まで完全に完成された傑作でした。
『ひとひら(3)』
人前に出ると緊張して声が出なくなる麻井麦の成長ストーリー。演劇部と演劇研究部をどちらを存続させるかの舞台が今巻であるのだが、いやなんか展開はやくないですか、と問いたくなるぐらい早い気がしますが、感動的だからいいかと思う。この作者さんは、物凄く一話一話の終らせ方が上手い。話の途中は、どこか説得力に欠けたり、気になるところを描いてくれなかったりだが、終らせ方は素晴らしい。センチメンタリズムの天才か。寂しさが溢れる。というか話の軸だった演劇研究部が解散してしまったけど、この先どうなるのか。そしてこの抜群の終らせ方に、早く次が気になるのだが半年は長くないか、気になる。そして脇役キャラ好き(+メガネ好き)のボクにとってこの生徒会長はど真ん中。メガネだし、自信満々な口調だし、もっとフィーチャーして欲しい。TVアニメ化には相当の期待。どんな風になるのだろうか。
『ハヤテのごとく!(9)』
にこやかに微笑むいいんちょが印象的な第9巻。西沢さんをどっちに入れるかで変わると思いますが、こっから表紙をサブキャラたちが飾るようになるのか。それにしてもタイトルの元ネタがわかったり、内輪ネタで笑えたり出来るようになった自分が怖い。はじめのこのギャグについていけずいつ打ち切られるか心配していたのに、今ではサンデーでもかなり気になる存在に。今巻で一番大きくウエートを占めているのはやはり綾崎ハーマイオニーの存在。今年のオタクのテーマ女装少年でも上に来るであろう人気(ボクは瑞穂ちゃんぐらいしか知らないが)。別に、あのまま話が進んでも違和感ないし、この辺りから読み始めた人は、男とわかんないのでは。本体裏表紙のキャラ分岐でも、それはそれで。巻末のキャラプロフィールでは、2ページ使っての紹介。作者も認めるメインヒロイン。まさに、「可愛いは正義」ってやつですか。ヒナ祭り祭りの一番の見せ所(クライマックス)は、次巻へ持ち越しということで、今巻は綾崎ハーマイオニーのためにあるようなもの。畑先生はすげえで。
『School Rumble(15)』
旗派の人にはたまらない修学旅行後半からの収録。ここから猛烈な旗攻勢に入るのだが、どこかなあなあな雰囲気がどうも面白かったりつまらなかったりの差が出てきた。今巻でも相変わらずの話を進めておいてちょっと寄り道をするスタイルでしかもどこかつまらなさが出てる。修学旅行と♭の八雲は充分面白いが、もっと安定した話を書いて欲しい。毎回読むたびに思ってたのだが八雲とサラのコンビは、どこかエマとターシャに似てる気がする。八雲の寡黙な所とか、サラはターシャほどおっちょこちょいではないが楽天的で明るい所は似てる気がする(気がするだけかもしれないが)。全体的に旗な部分もおにぎりな部分もカバーしているので、バランスとしてはいいのかな。