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『ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。(3)(4)』
常に一定のクオリティー、基本ギャグ、時折入るちょっといい話、お約束等、飛びぬけて良いというわけではないけれど、この気軽に手にとって肩の力を抜いてさらりと読んでしまえる漫画はとても良いものだと思う。人によったらその程度と感じる人もいるかもしれないが、ツボにはまれば最高。なのに……、登場キャラも増え、ギリギリアウトなパロネタも好調、局長は肥え人気倍増、局長と新人としおりの三角関係とか出てきてこれから盛り上がりを見せる頃だろうに打ち切ったバンチにはFUCK。雑誌をはじめて手に取る物にとっちゃ、一話完結でとっつきやすく面白い漫画はとてもありがたいのに打ち切りなんてひどい。ほんまクソじゃのう。せめて隔週ででも連載してて欲しかった。もったいない。内容はホントいいですよ。なんで4巻で終わりなん?っていうぐらい。
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『マイガール(1)』
「ほしのこえ」を読んでこの人凄いなあと思ってたら、オリジナルの新刊が出てた。最初の2話までの導入部分がとても切なくて、なんでっ!?って思ってしまうのは僕が坊やだからなのか、ただただバカだからか。だが、ただとても深い。突如自分の子だという5歳の娘と暮らすことになった、23歳独身の笠間正宗。この自分の子だと知らせなかった彼女の考えがとても愛があり、切ない。その後の娘・コハルとの生活は、辛いことがありながらも2人で生きていく姿はとてもハートフル。気が付いたらドラマにとかなってそうなぐらいハートフル。心温まるストーリーには頬が緩みます。とてもピュアなストーリーに加えて、この人の芸術的な画力、淡いタッチのカラーがとてもマッチしてます。表紙からして凄いしね。巻頭カラーだった分がそのままカラーで使用されているのですが、イラストだけに見入ってしまうことも。個人的に冬目景に並ぶぐらい絵だけでも満足できる。全体的にとても素晴らしいのですが、初出を見るに月イチ連載らしく、さらにそれすらも不定期っぽいので次に出るのはいつ頃なのか、それが心配です。
『ほしのこえ』
原作知ってるからって、ただあのストーリーが漫画になっただけだとか軽く見てたら危ないですよ。泣きますよ。原作も繊細で美しい背景とか、切ないストーリーとか、とても素晴らしかったですが、こちらも負けず劣らず、というか見かたによったら勝ちかもしれない。佐原ミズの絵が淡い線がとても原作の雰囲気が出てて、原作のちょっとストーリーの広がりのなさやわかりずらさ等の欠点も、深く掘り下げててとてもわかりやすい。ラストも原作よりもハッピーエンド、ホント感動ですよ。ていうか佐原ミズの絵の効果が凄いですよ。巻頭と途中にあるカラーなんて素晴らしすぎますよ。原作ありきの漫画版ですが、こちら版の長編アニメーションのほうが個人的には見たい。
『エマ(8)』
エマだけど表紙はエマじゃないし、ページ開いてもエマでてこんしと、サブキャラばかり、だって番外編だもの。いいよねこういうの。あんな人のあんな過去や、本編があって訪れるあんな未来とか、バックグラウンドや側面、たまらんわ。特にお気に入りは新聞にまつわる小さなエピソードを小気味いいテンポで魅せてくれる「The Times」。こんな人おったっけ、と思わず単行本を読み直しましたが、こんな人たちまで外伝にするのかと感動。あとがきをみてもこの人のエマ(というかメイド)に対する思い入れが強く、趣味とか情熱とかすべてこの作品に詰め込んでらっしゃいますが、コレが終った後作者のモチベーションはどうなるのだろうか? そんな疑問がチラついてしまいましたが、とりあえず後1,2巻分は続くそうなので楽しもう。個人的に今巻のお気に入りの絵はあとがきの、メガネさん。やっぱメガネはマチガイナイ。