×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『まほらば12』
桃さんが鳴滝荘を離れてから一気に話が進んでいき、まほらばも遂に最終回。灰原さんの過去とジョニーの誕生秘話、梢ちゃんの多重人格が治り、もうこれ以上語ることなど無いというぐらい大団円。終るべくして終りました。話がシリアスに進んでいき、最終回の一つ前の最後の辺りは思わず泣いてしまいそうなぐらい感動的。最終回は何年後かわかりませんが、主要メンバー集まってのパーティ。各キャラのその後を紹介しています。あの脇役たちのも名前が出ていたり、桃さんに子供が出来ていたり、梢ちゃんは四つ児でしょうか。まほらばらしいほのぼのな最終回。もっと読みたい気持ちもありますが、ここまで綺麗に終られたらもう何もいえません。
PR
『ここにいる睡蓮』
「ここにいる睡蓮」「ありすインサイバーランド」「マザーズガーディアン」の3作品を収録。「ありすインサイバーランド」は作者がキャラクターデザインをしたゲームの漫画版そうですが内容は結構違うらしい(ゲームやったこと無いからわからない)。「マザーズガーディアン」は自身初のオリジナル。正直この2つはあまり面白いと思わなかった。SFな設定、どこかで見たことがあるような展開、目を見張るような所はとくに無かった。だけど表題作の「ここにいる睡蓮」は素晴らしい出来です。事故で死んだ双子の兄が、魂の管理人のミスで命の危機さらされた妹を守るべく管理人の肉体を借りて現世に戻るという話。そこに見られる美しく切ない兄妹愛。妹を救うだけでなく結果兄の心も救われたストーリーに非の打ち所なし、管理人・睡蓮の黒髪に黒セーラー服というのデザイン、おっちょこちょいという設定。たまりません。終り方もシリアスな展開からほのぼのな感じでまだ次に続きそうな終わり方。完璧な作品です。この話を読めただけで満足。