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『きみにしか聞こえない』
真っ白なカバー、ページも全部余白があるのでどの角度から見ても真っ白。汚れたら新しく買おうかなって思うぐらい清潔感。映画化にあわせてだろうか、清原紘によって新たに漫画化されたけど、個人的には以前されたもののほうが好き。てかなんでわざわざ? あんなに名作だったのに。素晴らしい物語だし、清原紘は好きだから文句はないけれど。でもさすがに物語り自体は、原作→以前の漫画→今回のと三回目なので、もはやストーリーの新鮮さもなく、個々の相違点を探す方に意識がいって仕方がない。原作では大学生なのが、漫画では28歳OLだったり、偽名も別だったり、リョウが嘘つくときの服の色が3つすべて違ったり、それにこの漫画版は、原作よりも以前漫画化されたときの方に近かったり、色々と今までを知っているとそういう面で楽しめるところは多い。その反面、物語自体の感動は薄いのが残念ですけど。この漫画オリジナルな部分でとてもビックリなとこがあるので、そこはとても新鮮。でもやっぱ前のラストがとても良かったんで、それを超えることはなかったかな。
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『ココノカの魔女』
桐原いづみの書くファンタジー。一話8ページと短く。それゆえ、もうちょっと各キャラクターのエピソードとか入れてくれれば、もっと良かったのになと思う。それでも、心温まり、切なく、コメディーで、終盤にはドキッとする展開や描写もあったり、淀みのないストーリーだと思う。いい話だし、とくにラストの爽やかさは最高。ラストとか流れは問題ないから、一つ一つのエピソードが長ければ、個人的にもっとマチガイなかった。桐原いづみのファンだから文句ないが、これに900円出すのはちょっと躊躇うのではないか。この気楽に読める内容なのに、気楽に買えない値段設定。出版社の都合だろうか。普通にB6で出せば良いのに。それはそうと、個人的に表紙のハッキリした色は、今まで持ってる漫画にないので結構好き。
『ひとひら(4)』
親友の留学と先輩たちの卒業、また一つ大きくなった麻井麦の新生活。て、とてもいい話なのだけども、もうちょっと掘り下げてくれても良いんじゃないかなと思ったり、でもやっぱ面白いから良いかなに帰結。むしろだからこそ気軽に読めて良いんじゃないかな。かな。いままでは演劇部とは敵対関係で特に演劇部員たちが取り上げられることはなかったけど、麦が演劇部に入ったことで殆んど名前だけだった部員たちの個性が爆発。いいキャラしてますで皆。とくにたまのちょっと黒い所とか。なんつーかもう磐石。この先も面白くない気がしない。次巻も楽しみ。あと、甲斐君はそろそろ麦と呼び捨てにしても大丈夫なきがする。てか言え。