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『げんしけん(9)』
遂に完結。ボクは5巻まで買った時点で、一度売ってしまったのですが、やはりと思って買い戻して本当に良かった。オタクの青春模様。読んで思う、オタクだって人間だ。コアなネタを取り込みつつも人と人とのつながりを魅せる、どの漫画よりも人間味のある傑作。いきなりのあずまんがネタに驚き、斑目と春日部さんの会話にハラハラドキドキさらにワクワク、あの時と同じシチュエーションだけど微妙に変わった距離感に心を温め、54話の台詞なしのげんしけんの日常はラスト前の名残惜しさを、そして最終回では笹原妹が兄をひやかしたり、荻上さんが新会長になったり、これ以上ないさわやかさを残しての終幕。物凄くすっきりとまとめられていて、寂しさもあまりまとわない文句なしの内容。巻末の描き下ろしは、げんしけんのもつオタク色強めの面白さプラス春日部の謎、自分のことには鈍いのか、それとも。個人的に1巻と最終巻で春日部さんが一番でかく描かれているのが印象にのこりました。あと別にアフタヌーンはいいと思う。1から10まで完全に完成された傑作でした。
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