×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『フェスティバル上等。』
槍ヶ岳に関する情報をすべて封印されて、思い人が自分のことを忘れているという辛い展開から始まる物語。頼りの槍ヶ岳がおらず、内界人がむっちゃ強いって、ハラハラドキドキ、でも鉄平は熱い。熱すぎてやけどしそうだ。さすがヒーローって具合に、カッコイイ展開に台詞。マチガイナイ。そんな熱い展開のあと素敵に大団円を迎えるのかと思えば、更なる事件が……ってオイ、続くかよ。と、凄い衝撃的な事実を突きつけられて続くなんて、このもやもやはどうすれば晴れるのか。次巻「サクラ上等。」ってなんか展開的にもタイトル的にもラストっぽいのは気のせいか――気のせいだと思いたい。今巻は毎度のごとくボロボロになってでも闘い続ける熱い鉄平よりも、柚子が良かった。自分のことを忘れている文七を信じ続ける所とか。がんばれ。もう主人公たちよりも個人的にナイス。がんばれ。
PR
『φは壊れたね』
S&Mシリーズの続編となるのか萌絵だとか国枝先生だとか良く知った人物が登場する。とはいっても、あまり事件には直接関らず、新キャラたちが事件を片手間に推理していく。相変わらずキャラとか会話のテンポとかが良く、すらすらと読める。新キャラたちもプチ犀川先生みたいなのがいたりちょっと緩い子がいたり、萌絵は一段と淑女感が増してたり、国枝先生はさらに良いキャラになってて、この人たちだけでオモロイ。ただ事件の方は動機も曖昧で――芸術家とはそういうものなのかもしれませんが、なんか気が付いたらなんとなく終ったみたいで消化不良。シリーズ一作目と言うのでジャブ、けん制程度なのか。いやでもまあオモロクない事はない。短かったし、こっからだと思う。