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『フェスティバル上等。』

槍ヶ岳に関する情報をすべて封印されて、思い人が自分のことを忘れているという辛い展開から始まる物語。頼りの槍ヶ岳がおらず、内界人がむっちゃ強いって、ハラハラドキドキ、でも鉄平は熱い。熱すぎてやけどしそうだ。さすがヒーローって具合に、カッコイイ展開に台詞。マチガイナイ。そんな熱い展開のあと素敵に大団円を迎えるのかと思えば、更なる事件が……ってオイ、続くかよ。と、凄い衝撃的な事実を突きつけられて続くなんて、このもやもやはどうすれば晴れるのか。次巻「サクラ上等。」ってなんか展開的にもタイトル的にもラストっぽいのは気のせいか――気のせいだと思いたい。今巻は毎度のごとくボロボロになってでも闘い続ける熱い鉄平よりも、柚子が良かった。自分のことを忘れている文七を信じ続ける所とか。がんばれ。もう主人公たちよりも個人的にナイス。がんばれ。
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『εに誓って』

今までとはまた雰囲気が違った物語。バスジャックと言うことで、ミステリというよりサスペンス色が強い。ずっと、どれだけ物語が進んでも気持ち悪いばかりですっきりしないなと思ったら、ラストで爽快な種明かし。終始だまされ続け、作者にいいように遊ばれてたようで。にしても、萌絵は昔より頭の切れ味が悪くなったのか、鈍い。大人になったって奴ですか。犀川先生とのコンビをまた見たいけど、やっぱ難しいのか。それに真賀田四季の名前がチラチラ出ているのだけれど、なかなか登場しない。一体どうなるのか。


『τになるまで待って』

この作品犀川先生がカッコよさに尽きる。登場したった五分で事件を解決。さすが、圧倒的。Gシリーズでは出番が少ないが、貫禄が違う存在感。今作では事件だけでなく日常的にも陥りがちな思考への指摘。為になる台詞も多い。そしてボクも建築を学んでるので気になりやたら目に付くのが専門用語。それなら最初に書かれてる平面図で気付かなきゃならなかったのかも知れないが、まあ終ったことさね。それにしても色々と明かされない謎、さらには張られまくる伏線。真賀田四季の名前や、睦子叔母様は一体何を知っているのか、等々。この伏線がいつ明らかになるのか、そのときくる衝撃に期待。


『エトセトラ上等。』

前作の「ジューンブライド上等。」で一区切りとなり、今作は小休止か短編三編、プロローグを含めたら四編を収録。とはいってもどの物語も深いところではつながっている部分もある。長編のようにジェットコースターのような疾走感はなく、鉄平も出てこないが、さすが上等シリーズと言うか熱さは変らない。むしろ短いなかで一気に燃えあがるので、短編の方がオモロイかも。今作の脇役たちの活躍が、後々の展開にどう影響するのか。いやはや良い話でした。百合全開だったり、ちょっと真面目に文七がカッコよかったり、大目玉とゆかりだったり。ちょっと茜さんがあざとすぎな気もしますが、僕が好きだから良し。


『θは遊んでくれたよ』

森博嗣の面白さは言わずもがなで、今作もかなり楽しめる。一段と増した萌絵の魅力や、今シリーズからの登場人物もかなりの味が出ている。特に海月君は良い感じ。事件の難しいさやトリック自体は前シリーズほど凝った物でもないが、今作自体ではわからない謎や前作との関連性は、シリーズ通してで大きな仕掛けがありそう。萌絵と犀川先生との関係がまだはっきりと語られていないのでその辺りも気になる。名前だけだが真賀田四季も出てくるし、θとの会話はアレっぽくて、一体どのような結末になるのか期待。今作もボリューム的にちょっと少なめでちょっと読み足りない気もあるけれど面白いことに間違いない。


『ジューンブライド上等。』

やっぱりなんか突っ込みたい所あるけど、そんなことを言うのが野暮ったくなるほどの突っ走りっぷりと熱さは爽快。物語上結末はわかりきってることだけど底までに至る過程が、危険が今まで以上。にしても熱い。みんな熱いが、今回は特に大目玉が熱い。ゆかりに言葉をぶつけながら、自分にも向けている姿に感動。そういう場面が多々あるところはこの作品のいいところだと思います。細かい所は気にするなとにかくつっばしれ的なシリーズもコレでひと段落らしく、とてもふさわしい話だと思う。とにかくオモロイ。


『ホワイトデー上等。』

バレンタインデーに晴れてお付き合いをするようになった鉄平とゆかりの前に立ちはだかる壁。ジェットコースターのように勢いでつっぱしていく鉄平、それに連れられる仲間。その様に心動かされる教師。熱い。いやあもう熱い。なんかちょっと突っ込みたい所もコレだけ勢いで行かれたら、とても些細過ぎて何もいえません。ゆかりたちの前で葛藤する大目玉や槍ヶ岳の問いかけは、ただの勢いだけのキャラ小説に終らないきちんとし人間の成長記としての物語。にしても、オモロイわコレ。マチガイナイ。百合までカバーしてくれるし。言う事ないわ。


『φは壊れたね』

S&Mシリーズの続編となるのか萌絵だとか国枝先生だとか良く知った人物が登場する。とはいっても、あまり事件には直接関らず、新キャラたちが事件を片手間に推理していく。相変わらずキャラとか会話のテンポとかが良く、すらすらと読める。新キャラたちもプチ犀川先生みたいなのがいたりちょっと緩い子がいたり、萌絵は一段と淑女感が増してたり、国枝先生はさらに良いキャラになってて、この人たちだけでオモロイ。ただ事件の方は動機も曖昧で――芸術家とはそういうものなのかもしれませんが、なんか気が付いたらなんとなく終ったみたいで消化不良。シリーズ一作目と言うのでジャブ、けん制程度なのか。いやでもまあオモロクない事はない。短かったし、こっからだと思う。
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