×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『探偵綺譚 石黒正数短編集』
この人の作品は、とても面白くて好きなのだけど、語彙力の少ないボクは、ドコが面白いのか上手く表現できなかった。そんななか、今回帯に書いてあった押井守の言葉はとても腑に落ちた。そういうことか、つまりただただ何の生産性もない日常を書いてるだけなのかと。そんなところがいいんだなと。前の少年画報社から出た短編集は、どこかSFチックだったけど、今回はSFあり、歴史物あり、スロットあり、ホラーあり、日常あり、ミステリありとバラエティ豊か。そんな中、気に入ったのはホラーな話の「修学旅行」。後書きで解釈に困るといわれたとか書いてあるけど、そこまで難解じゃないと思うし、設定とか凝ってていい。ラストとか素で怖いし。それにしてもこの人、不細工はとことん不細工。てか人じゃない。
PR
『君に届け(5)』
いや僕も風早くんみたいになりたい。ならせて? 無理? 無理。なら風早が憎い。でも憎めない。この爽やか王子がッ! とか私怨はほっといて、いい友達を得てライバルを得て恋を知った爽子がだんだんと成長していく姿を見ていくと、勝手に感情移入親心、よかったねといいたい。って全然最終回とかじゃないんだけどね。もう辛いことも哀しいことも最終的には爽やな風が吹き抜けるマジック。次の巻にかかる千鶴の話なんかも、フライングで本誌の方を覗いちゃったりしたけど、きっと凄いんだろうさ。ほんと近いうちに大々的にコレがくる日が来ると思うんだ。そして流行好きな馬鹿どもは2巻を読んで泣けば良いさ。そしてボクは、今更と鼻で笑うのさ。
『まりあ†ほりっく(2)』
「デレはない」ってあの添い寝もデレでないと申すのですか? そんな茉莉花さんが表紙。前巻同様、表、背、裏と微妙に変わる表情もナイス。カバー裏の宣言が始まりの合図。ドS 性倒錯者と毒舌メイドとプラナリアだったり汚物だったりカメムシだったりするドヘンタイの小細工だらけの女子高ライフは、大部分が流血及び吐血で、呆然とするかはたまた「oh,yeah!」と気勢を上げるか「しょーもねえ」と切り捨てるかは自由だ、freedom。相も変わらずというか数段バカバカしく、さらにカオスになった漫画。なんかノリで所々韻踏んじゃったりなんかしてるけど、結局いえることなんて見た目に騙されるなよぐらいで、辛いで。最近の漫画ではズバ抜けてILLなのはマチガイナイ。