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『紅 ~醜悪祭~(上)』

つまり、主人公の紅真九郎が戯言シリーズで言う戯言使いで、柔沢紅香が哀川潤で、悪宇商会が十三階段(ちょっとちがうかも)で、その他諸々のキャラクターが○○っぽい○○みたいな感じ。戯言シリーズの後半のような異能対決っぽさとミステリ要素が薄くなって、さらに戯言ではなく暴力で物事を解決していく、戯言シリーズみたいな複雑さがない、決して悪い意味なんかじゃありませんが、読みやすくなった戯言シリーズみたいだなって感じで読んでます。主人公がとにかく悩むので、その中で生まれる葛藤や、周りからの、時に遠まわしで、時に真っ直ぐで、時にとても哲学的だったりする言葉が、とても関心できる物ばかり。ノリ重視でなく、しっかりと書いてくれる作者の文章は素晴らしいです。面白いです。さらにライトノベルらしくラブコメ要素があるのも良いです。個人的には、銀子に頑張って欲しいです。メガネだからです。夕乃さんに押され気味です。頑張ってください、銀子さん。物語的には、今回はまだ上巻ですから、日常的なところばかりで派手さはないかなと。とってもいいとこで終ってるんで、下巻が待ちどうしいね。
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『少し変わった子あります』

中古だったらコレより安くハードカバーで買えるけど、西島大輔がイラストなのでこっちを購入。それにしても少し不思議な話。sukoshi fushigi。SF。短編連作で、名前もちゃんとしたメニューもない、ただ毎回別の女性と食事をするだけというお店を訪れる話したのだが、そのなかで自分の人生を思い直したり、客観的に観察したり、あたらしい何かを発見したりする話。最初は、特に意識もせずにすこし不思議だなと思う程度だったけど、最後の最後でのまさかな展開で、一気にこの作品がもつ不思議さを思い知らされる。ホント、ビックリしたよ。


『夏と花火と私の死体』

やっと読めた。それにしても凄い。解説でも書いてあるけど、本当に16歳でこんなんがかけるんだと感動。精神を疑うね。表題作も同時収録の「優子」も、狂ってんね。


『小説・秒速5センチメートル』

映像では心理描写とかがそう深くなく、なんかいまいち伝わりにくかった所があってなんだかなあって思ったけど、文章になることによってよりわかりやすくなったのではないかな。うん、だからといって物凄くよかったかといわれるとそうでもなく。まあ、あの映画を文章にしたらこんなんなんかなって感じ。映画を見て、一通り感動して、その後読んで、補完したらちょうど良いんじゃないのって感じ。元々がいい作品だから決して悪いわけじゃないんだけど、もうちょっとって感が強く少し残念。映画を見て、ダ・ヴィンチで読んでってルートできたから、最初からコレ一本で一気に読んだらまた別の感想になったかもしれないけど。


『空の境界(上)』

映画化の流れに乗って文庫サイズになって登場。表紙の式がカッコよすぎて困る。やってくれるで。ちょこちょこと修正がされてあったりさし絵が書き直されてたりと、ノベルス版を持ってても新しく楽しめる。うん、何遍読んでも面白いけど、やっぱ面白い。公式ホームページでもあらすじが載っている痛覚残留まで収録。やっぱ映画も見たいね。でも東京のみね。DVD出るよね? まあ個人的な思いとしては、この文庫サイズで読むよりもノベルス版の、奈須きのこのかっこいいがなかなか読み辛く色々な意味で圧倒的な文章を上下二段というこれまた圧倒される形式で読むほうが面白いのではないかなと。3ヵ月連続刊行、これからどんな表紙が出てくるかが楽しみ。幹也と式のツーショットが出てれば文句ないんだけども。


『不気味で素朴な囲われた世界』

ページ開いて3ページほど改行がないのはビックリした。この人こんなに改行せん人じゃったかなと思って前作読んだら前の方がもっとえげつなかった。まあそんなこと気にならんぐらいすらすら読めるのはさすが。キャラ的にも事件的にも前作の方がパンチが利いてた気がするけど、こっちはこっちでさらりと読めるし、わかりやすいのが良いかな。そして、そのわかりやすさがラストの展開につながる訳で、ホント騙された。ラストに出てくるくろね子さんはやっぱいいキャラですね。全体的にあまり饒舌といえる人がいなかったので、くろね子さんが出てきてからの一気に上がる添書運は最高。前作同様ミステリ小説とはどういったものかを話の中心におきながら進む所もその辺りの知識が得られていい。西尾維新の書く物語は化物語以来でミステリ自体は前作以来だったけど西尾維新の描くミステリはやっぱり面白い。さらにまた別の病院坂が主人公の続編はつくられないのかな? あと、多分この本が前作が今作より暑いのはくろね子さんの台詞部分だと思う。


『ニライカナイをさがして』

後1冊買えばポイントがつくから、タイトル買い。なんとなく。短いし。ラノベだから寝る前とか気楽に読めるし。富士見ミステリー文庫だしミステリなんかなって買ったら全然ミステリじゃなかった。だけども、青春小説としては普通に良かった。大当たり。文句のつけようがないね。登場人物がちょっと大げさすぎる設定がやりすぎじゃねえのとか野暮なこといわずに、それ以外はごくごく普通なんだけど、キレイすぎる風景描写と展開に感動。ぶっちゃけあとがきをみても、この人は逃避行での登場人物の成長よりどれだけ沖縄が美しいかに重点を置いてるのではと思うぐらいの入れよう。いやほんときれいですよ、切ないですよ、それでいてハッピーですよ。いやいやほんと買って良かったよ。ただ思ったのはこの主人公2人をエヴァのシンジ君とアスカに置き換えても全く違和感ない。つーかこういった類のがどっかでSSでかかれてても不思議じゃない。
 

『神様家族』

ヤスダスズヒトがイラストだから買って一気に読んだが、なかなか面白かった。どの話も終始ハイテンションでぶっ飛びながらも、きっちりシリアスな所は見せてくれる。時々ぶっ飛び気味なところもあったけど、とてもバランス感覚のいい話だったと思う。特に物語としてはラストになる7巻の終り方は素晴らしくキレイすぎる。一巻のラストとつながるところもあったり。これだけぶっとんだ内容で進んできた話のラストがまさかあんなにキレイに終るなんて思いもよらなかった。途中なんだかわからない描写があったり、やりすぎじゃねんと思うとこがあったりだが、終りよければすべて良し、つーか良すぎたねコレ。8巻は物語の後日談と、主人公の小さい頃の話で、作者は蛇足って言ってるけど、良いぐらいの余韻。いろいろ賛否があるようだけど、個人的にはいい作品だったなと思う。マジでラストはえかった。
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