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『紅 ~醜悪祭~(上)』
つまり、主人公の紅真九郎が戯言シリーズで言う戯言使いで、柔沢紅香が哀川潤で、悪宇商会が十三階段(ちょっとちがうかも)で、その他諸々のキャラクターが○○っぽい○○みたいな感じ。戯言シリーズの後半のような異能対決っぽさとミステリ要素が薄くなって、さらに戯言ではなく暴力で物事を解決していく、戯言シリーズみたいな複雑さがない、決して悪い意味なんかじゃありませんが、読みやすくなった戯言シリーズみたいだなって感じで読んでます。主人公がとにかく悩むので、その中で生まれる葛藤や、周りからの、時に遠まわしで、時に真っ直ぐで、時にとても哲学的だったりする言葉が、とても関心できる物ばかり。ノリ重視でなく、しっかりと書いてくれる作者の文章は素晴らしいです。面白いです。さらにライトノベルらしくラブコメ要素があるのも良いです。個人的には、銀子に頑張って欲しいです。メガネだからです。夕乃さんに押され気味です。頑張ってください、銀子さん。物語的には、今回はまだ上巻ですから、日常的なところばかりで派手さはないかなと。とってもいいとこで終ってるんで、下巻が待ちどうしいね。
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