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『笑わない数学者』
S&Mシリーズ3作目。今回も頭がパンクしそうなほどの、難解さ、思考の果てしなさ。謎だらけです。事件の舞台が個性的な建築物、鍵となる人物が建築家と、建築を学ぶ自分としては今までの事件以上に興味の持てる内容に。タイトルにある様に数学的な問題が多く、数学者みたいな人種の思考は面白かったですが、少し付いていけれない。難解すぎます。定義する物が存在する物だという考えが核となる部分で、コレが理解できるかどうかで面白さが変わると思う。最後、天才数学者は一体何者かという謎の残し方が最後まで気を緩めさせてくれない。死人にくちなしという奴です、多分生きていてもわからないままでしたでしょうが。結局この部分が一番の謎で、自分で想像するしかありませんが、本当に頭の使う小説です。笑わない数学者が最後に笑ったというのが答えなのでしょうか。今回登場した萌絵の友人がかなりいい味を出していたのですが、次の登場はあるのでしょうか。
スヌーピーのロンTを着てスヌーピー(トム・エバハート画)の絵画展を見に行く。家のスヌーピーへの入れ込み具合は相当のもので、キーホルダー、携帯ストラップ、ぬいぐるみ、カレンダー、カーテン、便座カバー、Tシャツ、食器、コップ、どんぶり等、いたるところにスヌーピーグッツが。今回のも、お母様と妹は二回目らしく、絵を買わせようとするスタッフをかわし、絵とグッツを楽しんでいました。どの作品も色使いが鮮やかであったかいが多いのだけど、個人的に赤色の使い方と絵の具の散らし方をから、寂しいような悲しい印象を受けました。しかし、やはり良い絵ってのは高い物で、これいいなあと思うのは、60万近く。というか、大抵のは60万円。絵の相場ってのはわかりませんので、なんともいえませんが、ポストカードで満足してしまう自分。しかし、大抵の絵にSOLD OUTってのはビックリ。展示が明日までだから、売れていてもおかしくないけど、おかねもちだなあ。そしてグッツも高かった。良いなあって思った絵がプリントされたラグランの七分袖。お値段6500円。僕が着ていったものの二倍のお値段。うーん、手が出せない。でも、楽しかったです。絵の雰囲気は大好きだし、どの作品もピーナッツの世界の暖かさが感じられました。ただ、あのチャーリーとスヌーピーが抱き合っている絵の寂しい雰囲気が頭から離れません。
またしても自転車のチェーンが外れる。
こないだは友人もいたこともあり、笑い話に出来た。
が、
今回は一人、
周りには大勢の人、
大爆笑、
赤面、
一人むなしくチェーンを直す(早く直せてよかった)、
近くのデパートで手を洗う、
泣きたくなった。
こないだは友人もいたこともあり、笑い話に出来た。
が、
今回は一人、
周りには大勢の人、
大爆笑、
赤面、
一人むなしくチェーンを直す(早く直せてよかった)、
近くのデパートで手を洗う、
泣きたくなった。
『ToHeart2 colorful』
「なんかハーレムマンガ読みてえ」って思って買った、後悔はしてない(かなり恥ずかしかったが)。原典はゲームです、内容も知りません、ゲームの評価の方も知りません、マンガがよければいいのです(ファンに失礼)。電撃大王でも連載していますが、絵柄的にこっちの方がよかった。とりあえず、ちゃんと頭身がしっかりしてて、絵も綺麗、主人公のデザインもいやみじゃない。主人公が女性恐怖症ていう設定は、ほとんど破綻していますが、そんなことは野暮です。片っ端からヒロインに対してフラグたてまくって全員を好き好き貴明くんにすればいいのです。個人的に、貴明の行動にやきもきするタマ姉がお気に入り。でも、タマ姉ENDってことは無いだろうな、メインの次に来るヒロインは、登場回数が多い割りに報われないことが多々。奇跡よおきろ。表紙も恥ずかしいし、中身も恥ずかしいマンガだけどボクが衝動的に読みたかったものとしては十分です。
『冷たい密室と博士たち』
S&Mシリーズ2作目。今回も素晴らしい作品でした。この人の作品、謎解きの部分で論理的な部分を自分で理解しなければならないという、考させられる小説です。話が進むうちに、出てくる材料から自分で犯人を考え、最後には1からどんな仮説を使ったかを全部上げ、そこから発生した問題をどう解決し犯人に至ったかまで丁寧に教えてくれるのは、どこか講義を受けているような感覚です。登場人物が、大学工学部の助教授と生徒、その周辺ということで、起こる犯罪のトリックも数学的。超人的能力も超能力もなく、頭を使った、裏の裏をかいたトリック。探偵が突飛な発想で、犯人を当てるような、読者は考えなくても、天才がわかりやすく問題を解決してくれるような話ではなく。1から論理的に進む推理は、こちらも頭を使い、数学を解くような感じです。今回は「すべてがFになる」程の理系な難解さは無いので、事件もわかりやすい。犯人の動機も、前作の天才の発想より一般人に近く、読みやすさならこっちの方が上です。最後に話とは関係ないところでの数学が将来なんの役に立つかという問答は、衝撃、目から鱗がおちました。そういう考え方をすれば自分も好きになれるかもしれない。どうでもいいが、犯人が岡山出身。
何故ボクはこのスニーカーを持っていなかったのだろう。アディダスといえばスーパースター、王道中の王道、定番中の定番。値段も今ではそこまで高くも無く、セールになれば5000円程で買えるのに(実際ボクも5000円ちょっとで購入)。それはひとえに、ボクの一方的な憧れであって、コレを手に入れた瞬間、何かが完結しそうで怖かった。HIPHOPにはまり、何かとリリックに出てくるアディダスの名前。さんぴんでの全身アディダスのECD、それに、GOD BIRDでのK-BOMBのアディダス スーパースターとだみ声で言われた時に、僕の中でアディダスが物凄く遠い物に感じられ、そしてRUN D.M.C.との出会いで完全にアディダスは神になりました。「出会っちまったRUN D.M.C.」「ジャージに紐なしアディダスから編み出す ROCKよりROCKな2MC」とkenthe390も言っていますがホントカッコよかった。RUN D.M.C.のカッコよさにやられ、そんな彼らが愛用していたアディダスは、もうボクみたいなのが履いていい物ではない、もっともっと崇高な物だと感じてしまった。
それからというもの、靴屋に陳列されているアディダスの三本ラインは神々しい輝きを放ち、買う機会は幾度とあったにもかかわらず、手を出せなくなりました。そんなある種のトラウマから、今日遂に脱却。理由はよくわかりません。ただボクの中で何かが変わったのでしょう。ただ、この精神状態を逃すと、またアディダスを絶対的な神とあがめてしまうかわからない。朝いちで靴屋に向かい。そして、遂にボクの足元にアディダス スーパースターが。感無量。そして、ボクの前に神が現われたと同時に、今までの神はいなくなった。これから何を信じればいいのか。ボクは信仰する宗教が無くなった信者のようで。新しいは現われるのか、この心の穴を埋めるモノは登場するのか。嬉しさの反面、こんな寂しさもある今の心内。
しかし、明日はコレを履いて外へ出よう。晴れるだろうし。暇だし。散歩でもいい。やはり今はスーパースターに申し訳が立たないような人間だと考える自分だが、コレを乗り越えれるように。歩くのです。