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『笑わない数学者』
S&Mシリーズ3作目。今回も頭がパンクしそうなほどの、難解さ、思考の果てしなさ。謎だらけです。事件の舞台が個性的な建築物、鍵となる人物が建築家と、建築を学ぶ自分としては今までの事件以上に興味の持てる内容に。タイトルにある様に数学的な問題が多く、数学者みたいな人種の思考は面白かったですが、少し付いていけれない。難解すぎます。定義する物が存在する物だという考えが核となる部分で、コレが理解できるかどうかで面白さが変わると思う。最後、天才数学者は一体何者かという謎の残し方が最後まで気を緩めさせてくれない。死人にくちなしという奴です、多分生きていてもわからないままでしたでしょうが。結局この部分が一番の謎で、自分で想像するしかありませんが、本当に頭の使う小説です。笑わない数学者が最後に笑ったというのが答えなのでしょうか。今回登場した萌絵の友人がかなりいい味を出していたのですが、次の登場はあるのでしょうか。
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