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何故ボクはこのスニーカーを持っていなかったのだろう。アディダスといえばスーパースター、王道中の王道、定番中の定番。値段も今ではそこまで高くも無く、セールになれば5000円程で買えるのに(実際ボクも5000円ちょっとで購入)。それはひとえに、ボクの一方的な憧れであって、コレを手に入れた瞬間、何かが完結しそうで怖かった。HIPHOPにはまり、何かとリリックに出てくるアディダスの名前。さんぴんでの全身アディダスのECD、それに、GOD BIRDでのK-BOMBのアディダス スーパースターとだみ声で言われた時に、僕の中でアディダスが物凄く遠い物に感じられ、そしてRUN D.M.C.との出会いで完全にアディダスは神になりました。「出会っちまったRUN D.M.C.」「ジャージに紐なしアディダスから編み出す ROCKよりROCKな2MC」とkenthe390も言っていますがホントカッコよかった。RUN D.M.C.のカッコよさにやられ、そんな彼らが愛用していたアディダスは、もうボクみたいなのが履いていい物ではない、もっともっと崇高な物だと感じてしまった。
それからというもの、靴屋に陳列されているアディダスの三本ラインは神々しい輝きを放ち、買う機会は幾度とあったにもかかわらず、手を出せなくなりました。そんなある種のトラウマから、今日遂に脱却。理由はよくわかりません。ただボクの中で何かが変わったのでしょう。ただ、この精神状態を逃すと、またアディダスを絶対的な神とあがめてしまうかわからない。朝いちで靴屋に向かい。そして、遂にボクの足元にアディダス スーパースターが。感無量。そして、ボクの前に神が現われたと同時に、今までの神はいなくなった。これから何を信じればいいのか。ボクは信仰する宗教が無くなった信者のようで。新しいは現われるのか、この心の穴を埋めるモノは登場するのか。嬉しさの反面、こんな寂しさもある今の心内。
しかし、明日はコレを履いて外へ出よう。晴れるだろうし。暇だし。散歩でもいい。やはり今はスーパースターに申し訳が立たないような人間だと考える自分だが、コレを乗り越えれるように。歩くのです。
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