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『デビルマン』
なつかしのアニメなんかで今でもよく出てくる『デビルマン』。デビルマンの特徴を歌った主題歌や「デビ~ル」とか言って変身するヒーローもので、大抵の人はデビルマンを知っていますし、なつかしのアニメなんかで出てくるぐらいなので人気もあったんでしょう。が、この漫画版はアニメと全く違うらしい(ボクはアニメを見たことがない)、「デビ~ル」なんて叫ばない。設定も読者年齢を上げて考えているらしく、相当深い設定になっている。とにかく、救いが無い。人間という生物の歪さ、愚かさ、醜さ、弱さをまざまざと見せられる。内容もデビルマンになった不動明が人間を守るというものだが、最後には守るはずの人間に裏切られ、最後に唯一のものも亡くなという、これが狭い範囲内ならいいが、全世界という舞台で展開される。話の中盤で出てくる戦争が起こる理由、全てが疑心暗鬼になり狂い出す人々、あまりにリアルすぎる。拷問にかけられる人々や生首等、作画も相まって恐ろしさは倍増。正直、これを幼い内に読むと、必ずといっていいほどトラウマを残すことでしょう。こんなのを読んだ後には、何も出来ません。高校生、いや高校卒業するぐらいまでは、読むべきではないと思う。内容的には、全ての人間が読むべきもので、ここで描かれていることを反面教師として、現実に起こらないようにしようと考えるべき。しかし、ここまで絶望させられると、逆に何も出来ないかもしれない。
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