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『紳士同盟†5』
脳みそとろけそうで、全てに乙女フィルターがかかり、一皮向けば同じ内容。少女マンガに求められるのは、乙女チックなラブコメでどれだけハッピーかだと思いますが。この人は基本はラブコメにせよ、少女マンガには珍しいシリアスまっしぐらな展開。リボンというあまり読者層は高くないような雑誌において生と死や性などを書きよく受け入れられたなと思います。絵の上手さはもちろんのこと、話の進め方、細かい裏設定等これだけで、十分面白いのですが、この人のすごい所はなんといってもトーンの使い方。人物の心象をトーンで表す表現力は、多分誰も真似することは出来ないでしょう。今日本で一番トーンを使うのが上手い人だと思います。話は、皇帝が実は影武者だったという所で終了。そして、影武者の名前も初登場(自信ないが)。話は、非の打ち所がない出来で、巻末に収録の短編では、草芽と小牧のお話。タカビー、黒髪ウェーブ、リボンとキャラデザが凛に見えてしかたないのですが、草芽にベタボレなところを見るとそうでもないなと思う。この話、普通に少女マンガしてて、みてて恥ずかしくなるようなトコばかりです(男にゃよめねえ)。にしても、最後は酷い(あれか、脳がとろけちまったのか)。のだめやハチクロ(これはどうだろう)みたいに男が読めるような話では無いですけど、読むならこの人か槙ようこだけですね。
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