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『パンドラ』

本屋で見つけたとき、講談社BOXプレゼンツやら西尾維新の書下ろしやらに気を引かれて手に取ったものの、2000円弱という値段にどうしようか迷ったが、空の境界特集を見つけたときに即購入を決意。革ジャンやこ知らん。マンガ雑誌みたく楽々と読み進められるものでもないから、まだ空の境界特集以外はホントに短い短編とマンガとエッセイしか読めてない。まあ小説の方は追々読んでいくとしても、この本ゴツイ。重い。仰向けでねっころがって読めん。筋トレか。まあとりあえず創刊号だし、空の境界があるしで買ってみて、次どうしようか思うけど、何か次は大友克洋とか倉田英之とか西尾維新の書下ろしとかあるみたいで、また買ってしまいそうな。
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『秒速5センチメートル』

異常なまでの背景の美しさと、繊細で私的な、そして素敵なストーリーは期待通り。短編連作というかたちで、全3話一つ一つに感動。特にラストは、もう画面がみれない。そして主題歌の山崎まさよしがぴったり過ぎる。今までの作品見たくSFではなく、日常を淡々と描く作品。明里と貴樹の心の距離、地理的な距離そして生きる速度の違いから生まれるすれ違い。無理をすれば決して会えない距離じゃないのに、離れ離れのまま大人になり、そして……。もう何故なんだと、何故幸せになれないんだと、切なさに胸を締め付けられるボク。あの踏切で彼女は何故振り向いていなかったのか? と嘆きたいがラストの貴樹の表情を見ると、ああ大丈夫かなと納得してしまうボク。ああ切ない。全3話中特に第1話の出来はとてもよく、だんだんと尻つぼみに、というかリアルに近づいてきてちょっとみていて辛くなる。だって初めは希望があった。それでも映像美や、ラストの台詞なしの主題歌に合った風景の連続で感動。これから「one more time,one more chance」を聴くたびにこの切なさが押し寄せてくるかと思うと――。短編連作という形式なだけに、今までの長編とは違った雰囲気で、多分表現の仕方とかも違うんだろうケド、心理描写をもっとやって欲しかった。そこがちょっと不満足。この作品自体は、とても大好き。でも、こういう別れや、孤独感をもった作品が続いているので、4作目にはもっと違ったバリエーションの作品がみたい。


『少年サンデー公式ガイド ハヤテのごとく!』

表紙よりも裏表紙の裏表紙のピースしたマリアさんのほうが印象深かったり。まあファンしか買わんじゃろうケド、少々金を出してもファンなら買うべきではなかろうか。なんてったって幻の読みきりが載ってるし。当時サンデーで読んだ時は、色々と問題になった部分は全然知らなくて、内容的にもマリアさんが黒いなぐらいしか印象に残らなかったが、いまやこんな一部を騒がす漫画になろうとは。過去に戻れるならそのときのサンデーを取っときたい。あと目玉は、巻頭のピンナップ。水着のヒナギクと制服姿のハヤテはヤバイ。とくにハヤテはヤバイ。何でこれが男なんさ。ぶちあけて、幻の漫画ピンナップだけでも価値がある。あとはカラーイラスト集は紙質も良いので、とても綺麗。でもあとの企画は、正直可もなく不可もなくな感じで、ガイドブックとしては充分ですが、もうちょっとサプライズ的なものやボリュームがあればいいのになと思ったり。巻末とカバー裏はサービス精神満載ですけど。う~ん、ガイドブックとか買わんから値段設定とかサイズとかわからんけど、ちょっと1600円は高いし、サイズ的にも保管しにくいかな。まあでも満足か不満かっていったらまず満足。とりあえずファンは買っとけ。関係ないが最近こういう設定を見ると、誰と体重が一緒かなと見てみるのだが、今回は雪路と一緒だった。


『ひぐらしのく頃に 祟殺し編』

今まで中で一番悲しい物語。読み続けて辛くなるような話のため、時々挫折しかけましたがラストのラストでの、この物語が持つ狂気に魅了される。それにしても、ラストがハッピーエンドなら物凄くいい話なのに、全滅って。今回、圭一の暴走が、やることなすことがすべて裏目に出て行き、見事なまでのバッドエンド。まあ、それでこそひぐらしなのですが。まずやってみて思うことは、回を増すごとに圭一がどんどんと雛見沢の住人ぽくなっていること、鬼隠しレナたちを完全に悪者と見ていたのに、今回では今までのレナや魅音の立場に圭一が立っていること。これが一体何を示しているのか。深い。そして竜騎士07は話の作り方が上手い。最後の展開は、驚くほど見事で、いまいちはまりきれなかった今編も、ラストのおかげで読んでよかったなと思った。この調子で次へいってみたいと思う。


『ひぐらしのく頃に 綿流し編』

前作は物語全体のプロローグなので主人公の圭一とレナが主役でしたが、今回は魅音がメインのストーリー。魅音と詩音の双子の姉妹が物語の核にいるわけだがこの二人がかなりやっかいだ。日常ではラブコメ調に物語をかき回し、事件では最後の最後まで謎を残し去る。この話自体は、序盤や所々にラブコメな雰囲気を漂わせ、鬼隠し編ほどのトラウマを残すような恐怖は多くない。ただ、物凄く不可解すぎて頭の中がこんがらがり何がなにやら分からなくなる。事件自体の推理はさほど難しくなく、物語の半ばでは大体のことはわかり、しかもヒントも多いので物凄く簡単に思えるが、事件の裏に隠される真実が分からない。絶対にありえるはずの無い出来事に祟りの存在を信じなければ繋がらない。結局最後のアレは誰なのか、ドコまでが詩音でドコまでが魅音なのか、何故、何故、何故。読後は疑問符だらけだ。只今推理中。とりあえず問題編を色々組み合わせて、より真実に近い解答を推理しなくては。解けつつ、さらに深まる謎に期待をこめ次のシナリオへ。それにしても今回は、色々なネタが満載だった。本当に舞台は昭和58年なのかと思われる会話、メイド喫茶的な存在、CCさくら(劇中ではカードマスター)、そして何より知恵(留)先生の存在。ここにきてもカレー、カレー、カレー、学校にカレー菜園を作るとは何事か。埋葬するとか、指の間にチョークを挟むとか、多分電信柱の上に立ってもいるんでしょうね。いや、満腹。


今更かよって思うけど、やってみた「ひぐらしのく頃に」。地元の本屋ではコレの漫画版をやたらとプッシュしており、アニメにもなり、いたるところで話題になり、こりゃちょっとやってみるかってなって購入。同人ということもあって安い。問題篇と解答篇あわせて3500円強とお手ごろ価格。正直ホームページとか雑誌とかでこのキャラ達を見たときには、どうだろうと思いましたが、やってみると結構気にならないものですね。そして、面白い。まだまだ鬼隠し編かやってない状態なのですが、もうこの作品の虜です。次が気になってしょうがない。序盤は、「これ本当に猟奇物なの?」っておもうぐらい普通の青春恋愛小説をやっていて(プロローグは別)だれる部分もあるが、綿流しが終ってからの微妙に狂っていく日常が序盤のほのぼの雰囲気とのギャップが激しく一気に恐ろしくなっていく。まじで怖い。寝れないよ。音楽の使い方も効果的、フリー素材らしいが、ひぐらしの声や、人を殴る音、玄関のチャイムの音、一気に無音になったり、テンポが上がったり、ストーリーに完全にマッチした使い方だと思う。途中の「ピンポーン」という音は、まじで怖い。そしてこの話では、犯人も動機も何もかもが謎に包まれたままで全て読んだ本人に委ねられるという試されている感じがたまらない。今は謎だらけで、本当に確証も無い想像にしか終らないが、話を進めるうちにどんどんと分かってくるのだろう。

そしてこの作品は、PCゲームというかたちだが、本編自体は選択肢も無くただ読み続けていくだけという形式。選択肢で迷うと行くことは無い。そういう点ではゲームではないのかもしれない。いちいちセーブしたりロードしたりする必要が無いので、ゲームべたな自分にとっては最高です。
ZOO


『ZOO』

乙一の短編集『ZOO』から五篇の物語を映像化したオムニバス映画。文庫だと『ZOO 1』の方に収録された「カザリとヨーコ」「SEVEN ROOMS」「SO-far そ・ふぁー」「陽だまりの詩」「ZOO」が映像化。短編集の中でも面白い物ばかりだけれど、いまいち乙一の雰囲気が出てなかった気がする。それとどこか暗い話が多いせいか、「SO-far」の辺りから疲れてくる。全体的に、人物の心理描写が少なく話が良く繋がってなかった部分もしばしば。それでも一つ一つの話はちゃんと面白かったので満足。

「カザリとヨーコ」
短編集でも一番最初に来る話。虐待の話なんですが、母親役の松田美由紀の演技が怖い。それにカザリの食べ残しを貪るヨーコも怖い。全体的に漂う無機質感が怖い。とにかく怖い。そして何よりも怖いのがカザリとヨーコを一人二役で演じた小林涼子。本当に同じ人かと思うぐらいの演じ分け、時折見せる無機質な表情。怖い。原作の雰囲気を忠実に再現してくれたのは嬉しい。しかし怖い。

「SEVEN ROOMS」
多分短編集を読んだ中で一番印象に残るのはこの作品。映像化に当たって一番期待していたのもこの作品。見えない何者かに殺されるという迫り来る恐怖。夜怖くてトイレに行けなくなるほどの怖さを持った作品。そして映像化に当たってどうなるかと思えば、あまりに残酷な描写は控えられ、肩透かしを食らった感じ。もっとグロくてよかった。用水路に流れる血もあんな絵の具を薄めたような物でなくてよかったし、内臓やら手足やらを流してくれてもよかった。それじゃ18禁になるがそれでも良かった。そういう意味では残念。それでも死を間際に迎えた緊張感や決意なんかは充分伝わった。そして読んでいて一番恐怖に震えた、最後のお姉ちゃんの笑いが無かったのが残念。あったらあったでちびるぐらい怖かっただろうけど、やっぱりあの場面は見たかった。

「SO-far そ・ふぁー」
乙一の作品に漂うどこか不思議な雰囲気が上手く表現されていたと思う。ソファーを中心にした演出も良かった。そして神木隆之介君の演技が良かった。原作忠実で見てて本当に面白かった。最後の父親がちょっと戸惑いながら手を振る所なんか切なく、そして笑いあう姿はとても心温まるものだった。

「陽だまりの詩」
ボクが短編集の中で一番好きな作品。そしてこの映画の中で一番出来が良かったのもこの作品。この乙一の切なさが上手く表現されていて、とても心温まる物語。フルCGアニメをわざとセルアニメに見せる技術もすごい。そのおかげで、人物の表情なんかが絶妙なバランスで上手く表現できている。時間が短く、人物の心理描写がカットされていて説得力が無いような場面もしばしばありましたが、それを補う演出。悲しい話ですが、ただ悲しいで終らず希望が見える作品は素晴らしい。実際コレだけでOVA化して欲しい。もっと細かい所まで見せて欲しい。

「ZOO」
表題作なのに一番意味がわからない作品。原作も正直よくわからない物でしたが、これはそれに輪にかけてわからない。監督が独自の解釈をしたのか、原作とは全然違う内容に、妙にアダルトで意味がわからない。人がだんだん腐敗していく写真も気持ち悪いし、一体何がしたかったのかよくわからない。


『Character material』

設定だけで形の無いクリーチャー、お蔵入りしそうな設定、未発表作品の主人公、いつ日の目を見るかわからないキャラをフルカラー80pでまとめた一冊。ここで出たキャラたちのショートストーリーも三篇収録されている。青崎青子や旧fateの主人公、白き月姫ファンタズムーン等全て書き下ろし。一人ひとりに設定、コメント等も載っていてかなり読み応えがあります。特にお気に入りは旧fateの主人公。今のfate(士郎とセイバー)と性別が逆なのですが、ド真ん中ストライクです、眼鏡っ娘だし黒髪だし胸は控えめだし。士郎があまり好きでないのでこっちの方がいい―が、完璧すぎてHシーンは見たいくない(いや、今のでもHシーンは飛ばしてますが、どうしても一回目は飛ばせないので)。セイバーの金髪美形でシニカルって言うのは、なんとも言いがたい。後は、橙子さんが空の境界と全然雰囲気が違ったり、セラ母さんが物凄く可愛かったり二十七祖の一端のビジュアルが見えたりと面白い所だらけです。ゲストには武梨えりも参加しているし。元々今年の夏コミで販売された物が、ショップ販売になったので今からでも入手可能(夏コミで買ったら1000円なのに、今買ったら1300円)。
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