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『ひぐらしのなく頃に 綿流し編』
ガンガンWINGっぽい絵柄だなと思える絵柄。鬼隠し編ほどの受け付けなさは無く純粋に楽しめました。ラブコメ調に進む展開に頬を緩ませながら、時折見せる恐怖や凶器におびえ、ラスト悲しい結末と思わせといて、いままでの出来事をひっくり返す事実に恐怖。悪質だ。ページ数からか日常部分は大幅に省かれ、日常と異常のギャップっていう点が薄いのが残念だが、作者がちゃんとここぞという所は抑えてくれているので問題ない。今回の見せ所の拷問の場面からラストまでの展開の盛り上がりは、相当気合が入っています。今までのしっくりと来なかった部分が嘘のようにかみ合う台詞とコマ割りに大胆な見開き、作者の持つ技量がいかんなく発揮できたのでしょう。特に最後ベッドの下から魅音が出てくる場面は、マジで怖い、見開きでじわじわと出てき楳図かずおを思わせる絵、さらに見開きでしめる。原作であった会話が無かったのが残念でしたが、原作そのままの雰囲気で読めた。良作。ベストひとコマとしては、見舞いに来た大石を嫌がる圭一のお母さん、一番ぐっと来た。それにしても、このシリーズは何故2巻が分厚いのか。
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