
『天国の本屋 うつしいろのゆめ』
天国の本屋シリーズの2作目。誰もが一度は読んだことがある絵本や童話を軸に誰にもわかりやすく、登場人物の生い立ちや行動に物凄く感情移入させられる文章、素直に感動できる物語です。主人公は少々根の曲がった性格の女性が、ヘルパーを通して過去のトラウマを乗り越えていく過程、ラストはやっぱりウルッと来る展開。この作品が持つ温かさは読んでいて本当に安心する。柔らかい水彩タッチの挿絵に引用文なんかで正味100ページ強ほどの内容なのに、読む人にコレほどまでに感動与えられる作品。マチガイナイ。でもやっぱ1作目の方が好きかな。
PR