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『つきのふね』
中学生にありがちなそうなやばめの不良グループ、抜けたくても抜けると学校に行きづらくなるから、いけないとわかっていても抜けられない。そんななか壊れた友情、出会った青年は静かに目の前で病んで行く。と、物凄いヘビーながら実際にどこかでありそうな現実的な話。主人公も1ページ目から植物になりたいと人生に絶望していたり、登場人物がどことなくみんな病んでいて静かに狂っていたり。ボク自身はそこまで酷くないが、だからと言って完全に他人事ではなく結構近い所もありかなり感情移入できた。ラストの智が疾走してからの展開のスピード感は物語の最高潮ともあり素晴らしい、ラストのラストには思わず目頭が熱くなりそう。ラストはハッピーエンド。
森博嗣とラノベばっか繰り返しで読んでいて、ちょっと他のも手をつけようとして、なんとなくこの温かい表紙と「つきのふね」っていうタイトルがなんか気になったから買ったけど、買ってみて良かった。
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