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『小さな世界 小路啓之短編集1』
この人の作品をひとつも読んだことがないというか、正直名前すら知らなかったんだけど、本屋でこの本を見たとき一目ぼれ、衝動買い。内容も何も知らんけど絶対はずれじゃないという確信が沸いた。ページをめくるとやっぱりマチガイなかった。未来のようで過去のようで現在のような世界のちょっと変な人たちのどこか懐かしさを感じる物語。その物語のドコが良かったとかは語彙力の少ないボクには上手く表現できませんが、とにかく一つ一つの作品がもつ世界観と出てくる人物が魅力的。どの話も程よくぶっ飛んだ設定でボクの許斐から外れてないけど、特にすきなのは、世界中が人が近くにいるだけでイライラして殺したくなるっていう設定の「7.5Hz」。とりあえずヴァイオレンス。4ページ目でママがパパを刺し殺してるし。暴力的なんだけどコミカルなところがいい。あと「イレイサー・ヘッド」や「運命の人」は普通にいい話。ただ「小さな世界」は、登場人物と自分が変に重なるのでちょっと怖い。いやもうこの作品にあえてよかったよ。
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