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『土か煙か食い物』
舞城王太郎のデビュー作。そりゃあメフィスト賞だってとるわな、と読んで勝手に納得。すげえもん、オモロイとか言う前にすげえもん。ヴァイオレンスで、ビッチやらマザファッカやら汚い言葉のオンパレード、2,3ページ改行は無しでそれなりのページ数。読むこちら側も殺す気かと思う文圧。それでも内容はちょっと反則気味な気がせんでもないけど、ミステリ要素満載じゃし、意外と家族愛というテーマがしっかりしてたり、最後はちょっとぐっと来たりいい話だったりもする。特に主人公の四郎の性格がいい、ぶっ飛んだトコもあるが、頭が切れていて名探偵としては抜群だし、ノリノリで手術するとこもいいし、なにより家族愛が深いところがいい。タイトルやら紹介文とか、物凄いイルさだが、ていうかまんまなのだが、意外とポップなのではないのだろか。それにしてもタイトルの「土か煙か食い物」って読むまで意味がよくわからんかったけど、凄い意味じゃわ。
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