忍者ブログ
ADMINWRITE
[303]  [302]  [301]  [300]  [299]  [298]  [297]  [296]  [295]  [294]  [293
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



『恐るべき子供たち』

空の境界で幹也が言われていたフランスの詩人とはこの人のこと。でも空の境界を読む前から知っていたはずだけど、なんだったか思い出せないでいるボク。そんなことは置いといて、この小説詩の世界観は暗い。彩りなどなく無彩色。白と黒と灰色、時折瞬間的に赤色のような物が出るだけで、静かに狂気が渦巻く世界。ざっくばらんに言えばILLである。とにかくILLである。閉じられた世界の中で姉と弟が互いに愛し合い憎しみ合い、最後は愛するあまり悲劇的な死を迎える。神経質で鋭利で圧倒的な世界観、特にラストへ向かうエリザベートの芝居は飲み込まれる。同性愛や窃盗、無邪気な子供の生々しい感情。キモチワルイとは言わないが、不思議な雰囲気が満ちている。圧倒的。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
(10/18)
(07/23)
(08/15)
最新TB
プロフィール
HN:
といちゃん
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ 10階3-1 ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]