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『GOTH リストカット事件』

乙一のせつなさの部分ではなくて、暗くて残酷な部分が出ている物語。かなりグロテスクな描写も多々ある。短編連作なつくりで、ひとつの話ごとに区切りが付いている。主人公は僕の一人称で話が進んでいく。この主人公がひどく異常で非情で話の中で出てくる彼はとても怖いです。乙一の人間の心理描写はどんな話でも細かく、感情移入できるぐらい素晴らしいのですが、今回ばかりは殺人を犯す、狂った人ばかりなので、こっちの頭がおかしくなりそう。どの話も暗いですが、「犬」の異色さと「土」の精神的な闇の部分が特に異常です(そしてそれがまたいい)。マンガにもなっていて、それはそれでまた違う展開になっています(ヒロイン森野夜のデザインはぴったり)。
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暑い。暑い。何もしたくない。夏バテだ。つーかこんなに暑かったっけ、夏って。38度とかまで上がってるけど、大丈夫か、地球。そりゃあ氷も解けますわ。

帰宅部で半引き篭もり気味で出不精なボクには、こんな暑い日に外に出るのはかなりの気合が必要なわけで、家の中で(クーラーは嫌いだからつけない)カルピスでも飲みながら本を読んでいたい。が、そのためには本を買う又は借りなければならない、そのために読みたい本を探すのに古本屋をめぐらなければならない(欲しいのが無いと一気に脱力感が)。

何件もめぐり探した末、結局無くおもむろに「マリア様がみてる」を4冊ほどレジに持っていってしまったのは、暑さにやられた所為だと思いたい。


『有心論』

わかりやすくて正論を言っている歌詞も悪くは無いが、やっぱりその人の面白さだったり、知的なところだったり、オモシロ単語ばかりだったりと個性が出た歌詞はすばらしいと思う。その点でこの曲「有心論」の歌詞は(この曲だけでなくこの人の書く歌詞全てにおいてだけど)僕心をつかんで離さなのい。曲の始まりはネガティブだけど中盤でロマンチストな所が出てきて最後には切なく泣けてくる。マジでうるっと来てしまう。歌詞を読むだけで泣けてくるが、メロディーにヴォーカルが乗っかるともっと中盤とラストのギャップでもっと切なくなってくる。好きなフレーズがいっぱいあって強いていえない。全部好きだ。カップリングの「ジェニファー山田さん」は痛烈に世界批判。やはり歌詞がすばらしい。


『まほらば12』

桃さんが鳴滝荘を離れてから一気に話が進んでいき、まほらばも遂に最終回。灰原さんの過去とジョニーの誕生秘話、梢ちゃんの多重人格が治り、もうこれ以上語ることなど無いというぐらい大団円。終るべくして終りました。話がシリアスに進んでいき、最終回の一つ前の最後の辺りは思わず泣いてしまいそうなぐらい感動的。最終回は何年後かわかりませんが、主要メンバー集まってのパーティ。各キャラのその後を紹介しています。あの脇役たちのも名前が出ていたり、桃さんに子供が出来ていたり、梢ちゃんは四つ児でしょうか。まほらばらしいほのぼのな最終回。もっと読みたい気持ちもありますが、ここまで綺麗に終られたらもう何もいえません。


『ここにいる睡蓮』

「ここにいる睡蓮」「ありすインサイバーランド」「マザーズガーディアン」の3作品を収録。「ありすインサイバーランド」は作者がキャラクターデザインをしたゲームの漫画版そうですが内容は結構違うらしい(ゲームやったこと無いからわからない)。「マザーズガーディアン」は自身初のオリジナル。正直この2つはあまり面白いと思わなかった。SFな設定、どこかで見たことがあるような展開、目を見張るような所はとくに無かった。だけど表題作の「ここにいる睡蓮」は素晴らしい出来です。事故で死んだ双子の兄が、魂の管理人のミスで命の危機さらされた妹を守るべく管理人の肉体を借りて現世に戻るという話。そこに見られる美しく切ない兄妹愛。妹を救うだけでなく結果兄の心も救われたストーリーに非の打ち所なし、管理人・睡蓮の黒髪に黒セーラー服というのデザイン、おっちょこちょいという設定。たまりません。終り方もシリアスな展開からほのぼのな感じでまだ次に続きそうな終わり方。完璧な作品です。この話を読めただけで満足。


『ああっ女神さまっ33』

長い物で女神さまっも33巻。獲も初期と全然違うし、最初の頃のキャラはほとんどが見なくなった。螢一と女神たちがメインで話で一発キャラだったりたまに昔の懐かしい面々が出るくらいになってきた。今回では螢一が働いている会社の合宿というわけで千尋さんがいるが、取り扱う物がバイクなためかなりマニアック。面白いのだけど出てくる専門用語がわからない。それにしても、話の中に伏線があるわけでもないしやめようと思えばそうイベントを出して終らせられそうだけど、この女神さまっは一体いつまで続くのか。


『ケロロ軍曹13』

ケロロ軍曹ももう13巻。初期の頃のような切れのあるネタがだんだん少なくなっている気がする。年を取らずに1年を繰り返しその季節ごとのネタをするのだから長い間続けるのは難しいのか。それでも、話の作りは面白いから買うのをやめずに読み続けてしまう。少年エースでしてる分だけでなくケロロエースの話も収録されているから少年エース買っていても改めて単行本を買うし、ケロロエースの話も子供向けながら中々面白い(ただパロディがあまりマニアックにならない)。


『天国の本屋 恋火』

天国の本屋シリーズ3作目。今回は天国だけでなくて地上での話も並行して進んでいく。切なくてあったかい感動するストーリーは相変わらずで、今回も素晴らしい物語です。心に傷を負っている登場人物たちが立ち直る展開はとてもいいのだけど、あまりにもあっさりしすぎている感じがちょっと不満足(こんなにいい話を真っ直ぐ受け止められないボクの心に以上があるのかも知れない)。なんにしても、花火とピアノのロマンチックな話。恋火というタイトルがぴったしです。決して多くは無いページ数、淡い感じの挿絵、表紙も綺麗で手に取りやすい一冊です。また、竹内結子主演で映画にもなったそうです。シリーズ2作目がうちの辺りの古本屋にないのが悔しい。
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